『光の道』対談の勝者 #hikari_road

議論の本質ではないが勝ち負けについて感じたこと。


対談という形だから勝ち負けはないという意見もあるかもしれないけど、あれだけ放送前から盛り上がり実際視聴者もUstとニコ動合わせて5万人近く集まって、巌流島とかって言われながらみんなガチンコバトルを期待してたわけだから。

どちらかと言えば佐々木氏応援の立場で見ていたが、完全に佐々木氏の負けだと思った。



なぜか負けか?

孫氏は最後に自分の主張を前提付きながらYesと明確に言わせたから。
佐々木氏は反論できなかった。というか完全にバテてたw



もともとの両者の主張を整理すると以下だったはず。

 <孫氏>
 1.光回線の拡充は最優先事項として取り組むべきだ。
 2.国費ゼロでOK。

 <佐々木氏>
 1.優先順位が違う。利活用を最優先として推進すべきだ。
 2.国費ゼロなんてムリ。

2については序盤戦で孫氏の用意周到なプレゼンで佐々木氏がツッコめなくなってしまい、
1についても、佐々木氏の持論がどう考えても優位性があるのに、持久戦に持ち込まれてグッタリしてしまい、って感じだと思う。
(あのプレゼン資料つくるのに、徹夜させられたSB社員がいるんだろうなぁと同情…だって完璧なんだもん。)



最後に、
孫氏「国費ゼロなら光の道に賛成ですね?」
佐々木氏「Yes」

佐々木氏にはそこで切り返して欲しかった。
「利活用も併せて推進していくことを約束してくれるならYesです。タスクフォースに上げてください。」、と。



孫氏「じゃあ佐々木さんの言うこともボクのいうことも正しいなら、インフラも利活用も両方やりましょう。」ってのが落とし所になってもいいと思ってたんじゃないかと。
落とし所とか議論のストーリーをイマイチ準備不足で挑んでしまって体力負けしちゃった感があってとても残念...

やっぱ佐々木氏は批評家、ジャーナリストであってビジネスマンではないんだなぁ、と。
ビジネスの世界では、落とし所とかストーリーを持った上で交渉に望めてるかってホント重要だと痛感するから。(自戒の意味もこめて)

そーいう意味で佐々木さんが最後に切り返せずに根負けして早く帰りたくて顔がテカって「Yes」で終わってしまったのがホントに残念だった...



でも、ボクはやっぱり佐々木氏支持ですし、孫氏の国費ゼロってのの根拠は後日検証されるべきだと思ってますよ。